しっかりとお湯に浸かることでたくさんのうれしい効果♪

　前回ご紹介した“暑熱順化（しょねつじゅんか）”を促すための入浴について、具体的にご紹介しましょう。

　研究結果（*）によると、浴槽に浸かるのが「週4日以上」の場合と、「週4日未満」の場合で発汗量と血流量を計測したところ、前者のほうが熱放散機能が向上する可能性を示したとのことです。
　つまり、日常的な入浴を繰り返すことで、高強度の暑熱や運動負荷トレーニングをしなくても、この効果を得られるのです。

　毎日きちんとお湯に浸かることで発汗し、“暑熱順化”が促され、熱中症予防になるということですね！

　これらの結果は、年齢や運動習慣、BMIの影響を考慮しても変わらないとのことなので、発汗を伴う運動が難しいお年寄りやお子さんにも取り入れやすい対策になっています。

　秋の熱中症や、夏の疲れからくる秋バテを予防するためにも、ぜひ、実践してみてくださいね♪

　またお湯に浸かるという行為は、ほかにもたくさんのうれしいメリットがあります。

・浮力によるリラックス効果
・水圧による血流の改善
・新陳代謝の向上による美肌効果
・体温上昇による良質な睡眠

　ただし、肌寒くなってきたらとくにヒートショックにはご注意を。熱すぎる湯温や長時間の入浴、前後のアルコール摂取は控えてください。

（*）リンナイ「浴習慣が発汗・血流による熱放散機能を向上させ熱中症予防に繋がる可能性を明らかに」（2023年6月23日ニュースリリース）

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